教育出版の「小学 書写」は, 課題解決に向けて「考える力」「書いて伝え合う力」を育みます。
基礎・基本となる書写力の習得から,日常へ生かす活用まで,課題解決に向けて「考える力」,「書いて伝え合う力」を育成できるよう,教材を選定・構成しています。
―編集の基本方針―
1知識及び技能「適切に運筆する力」をつける=すべての学力の基礎
新指導要領で求められている力とは?
新指導要領の書写における着目点は「適切に運筆する能力」。みんなで楽しく大きく書く,いろいろな用具で書く,なぞって書く,
ぴたっ!すうっと声に出して書く。
教育出版の教科書には,楽しみながら運筆する力を高める活動がいっぱいです。長い時間書いていても疲れない力が,学習習慣(=すべての学力の基礎)につながります。
2主体的に学習に取り組む態度「学び方」がわかる=自ら学びたくなる
書写はお手本どおりに書ければよい?
文字の形をよく見ると,「書き方のひみつ」が隠れています。友だちや先生と話し合って見つけたり,前に学習したことを思い出して考えたり。文字を書く原理,原則を見つける力が,他の課題に出会ったときに解決法を見つける力につながります。「学び方」がわかると,自ら学びたくなります。
そして,課題を考えるためのきっかけづくりとなる教材が,しっかりと授業をサポートします。
3思考力,判断力,表現力等「書き方のこつ」「伝え合う楽しさ」を知る=学習や日常で使いたくなる
最終的に,どんな力をつけたいか?
学校生活で文字を書く目的はさまざまです。
算数の授業で自分の考えを伝えたい,工場見学で聞いた話を書き留めておきたい,転任する先生に感謝の気持ちを手紙で伝えたい
など。「○○したい!」気持ちを喚起する,小学生の学校生活や日常生活における「書く場面」を徹底的に取材し,教材化しました。
すぐに使いたくなる「書き方のこつ」と,受け手を設定することで,「伝え合う楽しさ」を知り,生涯にわたって書きたい子どもを育てます。
監修
加藤祐司
- 東京学芸大学名誉教授
- 元文部省教科調査官
長野秀章
- 東京学芸大学名誉教授
- 元文部科学省教科調査官