眼龍義治先生の和楽器講座
第2回三味線
第3回和太鼓
第4回篠笛
第5回尺八
1.尺八について
2.基本的な奏法
3.さあ吹いてみよう
第6回合奏を楽しもう
第5回 尺八 -奥の深い楽器-
2.基本的な奏法
基本の音域を「乙(おつ)音」の音域といい,1オクターブ高い音域を「甲(かん)音」の音域といいます。この二つの音域は,基本的に同じ運指を用いますが,息の入れ方等を変化させて吹き分けます。
管楽器は一般的に最低音域の音は慣れるまで出しにくいものですが,尺八も同じです。従って初めて練習する時は,中・高音域から音を出してみるとよいでしょう。