基本の音域を「乙(おつ)音」の音域といい,1オクターブ高い音域を「甲(かん)音」の音域といいます。この二つの音域は,基本的に同じ運指を用いますが,息の入れ方等を変化させて吹き分けます。
管楽器は一般的に最低音域の音は慣れるまで出しにくいものですが,尺八も同じです。従って初めて練習する時は,中・高音域から音を出してみるとよいでしょう。