眼龍義治先生の和楽器講座
第2回三味線
第3回和太鼓
1.楽器について
2.和太鼓の歴史
3.演奏の準備
4.基本的な奏法
5.さあ心おどらせ太鼓と対話しましょう
8.太鼓の応用編
第4回篠笛
第5回尺八
第6回合奏を楽しもう
第3回 和太鼓 - 和太鼓は心おどる楽器 -

和太鼓には非常に多くの種類があります。
大きく「鋲打ち(びょううち)太鼓」と「締(しめ)太鼓」に分けることができます。

1:鋲打ち太鼓は樫(かし)や,けやきのような硬(かた)い木をビヤダル型にくりぬき,その両面に皮を張って鋲で留めたものです。
大きさは30cmくらいから1m以上のものまでいろいろあります。
使用される分野によっていろいろな呼び方がありますが,一般(いっぱん)的には大(おお)太鼓と総称されています。
また,胴(どう)の長さの短いものは特に平(ひら)太鼓ともいいます。

2:締太鼓は胴の両面に皮をあて,皮の縁(ふち)をひもで強く締めた太鼓です。最近はひもの代わりに金具で締めるものも工夫されています。
※各部の名称などは教科書の表記に準拠しています。