 |
|
 |
 |

自然のままの篠竹(女竹 めだけ)の一節を切り取り,内側にうるしを塗っただけの素朴な楽器です。竹は割れやすいので両端に糸などを巻いて補強する場合が一般的です。指孔(ゆびあな)は六または七つで(表側のみ),最近は七つのものが普通になっています。
一本の笛で約2オクターブ半の音域があります。また,長さを変えて12種類のものが工夫されていますから,それらを使い分けると更に音域は広がります。自然の竹をそのまま使っていますから,同じ高さの楽器でも一本一本微妙な違いがあります。低中音域の柔らかい音色,高音域の軽く澄んだ音色,どちらも日本人の心にしみ入るなつかしい響きをもつ楽器です。 |
 |
※各部の名称などは教科書の表記に準拠しています。 |
 |
|
 |
|
 |
|