児童虐待
児童虐待 親子という絆、親子という鎖
- 南部さおり 著
- 四六判 並製 168頁
- 2011年9月 発行
- ISBN 978-4-316-80304-3
- 定価 (税込) 1,540円(本体 1,400円+税)
- 読者対象:一般
商品内容
なぜ悲劇は起こってしまったのか。悲劇を防ぐため私たちにできることは何か。さらには子育てに悩む親やこれから親になる人たちのために私たちができることは何か。実際に起こった様々なケースを読み解きつつ考える。
目次
プロローグ 「子育て」とはなにか
子育ては、誰のため?/甘えとしつけ/魂の殺人/自分の人生は自分のもの、子どもの人生は子どものもの
1章 児童虐待とは
しつけと虐待の境目/「他の子と同じように」/しつけとは/「泣かせない子育て」/「泣くこと」の三つの意味/子どもの「ききわけ」/しつけのためのルール/虐待となるしつけ/「謝る」ということ/経験と記憶
2章 子どもへの身体的虐待
身体的虐待とは/三歳以下の子どもへの体罰/怒りは「二次感情」/身体的虐待の心理/被虐待児の発見/身体的虐待と頭部外傷/子どもの脳の解剖/赤ちゃんの頭部外傷と虐待/虐待の引き金としての「泣き声」/増える、男性による虐待事件/皮膚に残された虐待の痕跡/子どものSOS/見逃されたサイン/身体的虐待の特徴/親の説明の評価
3章 特殊な身体的虐待
(1) 乳幼児揺さぶられ症候群
急激な回転性加速?減速運動/頭蓋骨と脳との「ずれ」/揺さぶられ症候群と眼の出血/身体的虐待の後遺症
(2) 代理ミュンヒハウゼン症候群
なぜ「病気にする」のか?/医師を利用した虐待/子どもたちが受けた苦痛/蟻地獄のような身体的虐待
4章 「ネグレクト」という虐待
ネグレクトの定義/発育不全/成長障害/情緒的ネグレクト/愛されない子ども、愛せない大人/虐待する親にみられる一つの心理パターン/親から子へ、子から孫へ/「未熟な」親/親の依存欲求/妊娠期の問題/命の教育/世代間連鎖は断ち切ることができる
5章 児童虐待を克服するために
PURPLE CRYING/「大丈夫」というメッセージ/子どもの泣きと親子のコミュニケーション/サイレント・ベイビー/サイレント・ベイビーは治せる/子どもの泣きにどう対処するか/覚えておくべきこと/ディフィカルト・チャイルド/発達上の障害/子どものかんしゃくにどう対処するか/「信頼される親」に/「立って考え」「解決策を話し合う」方法/「自分の気持ちが受け入れられない」/スキンシップの効用/社会が見守る
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