「学力の3要素」を意識すれば授業が変わる!
「学力の3要素」を意識すれば授業が変わる! 「なんとなく」から「ねらって育てる」授業へ
- 中村祐治・尾崎 誠著
- B5判 並製 176頁
- 2011年11月 発行
- ISBN 978-4-316-80306-7
- 定価 (税込) 2,640円(本体 2,400円+税)
- 読者対象:小・中学校教師
商品内容
『知識・技能』『思考・判断・表現』『関心・意欲・態度』の3要素ごとに学びの様相は異なる。3要素を意識して板書,言葉かけ,ワークシートなどを改善すれば,それぞれの学力を「ねらって育てる」ことができる!
経験の浅い教師や教師を志す学生などにとってはハウツー満載の手引き書として,経験豊富な教師にとっては授業改善の手がかりとして,さらに指導主事や管理職にとっては新教育課程における重要課題である「学力の3要素」の具体化に向けた解説書として活用できます。
目次
【はじめに 「なんとなく」から「ねらって育てる」授業へ】
学力を根付かせるうまい授業展開とは/「なんとなく」から「ねらって育てる」授業へ
【第Ⅰ章 『学力の3要素』を意識した授業づくりとは?】
『学力の3要素』を意識する/『学力の3要素』の学力特性/学力形成の流れ
【第Ⅱ章 『学力の3要素』を育てる授業展開10のポイント】
『学力の3要素』を意識した「板書」のポイント/『学力の3要素』を意識した「教科書」の使い方のポイント/『学力の3要素』を意識した「言葉かけ」のポイント/『学力の3要素』を意識した「ワークシートや教材作成」のポイント/『学力の3要素』を意識した「指導姿勢」のポイント/『思考・判断・表現』の学習指導のポイント/『思考・判断・表現』を意識した「支援」のポイント/『思考・判断・表現』の学習評価のポイント/『関心・意欲・態度』を育てる学習指導のポイント/『関心・意欲・態度』の学習評価のポイント
【第Ⅲ章 『学力の3要素』を育てる授業構成5つのポイント】
1単位授業時間を『学力の3要素』を意識した“サンドイッチ型”で構成してみる/授業展開で「教える場面」と「考えさせる場面」をつくってみる/集団活動では,「個→集団→個」の流れをつくってみる/年間指導計画,単元や題材の展開を,ゴールから逆向きにつくってみる/『学力の3要素』を意識したペーパーテストをつくってみる
【第Ⅳ章 『学力の3要素』がうまく育たないときのQ&A】
子どもの「学習しぐさ」に変化がないのですが…?/ワークシートがないと育てられないのでしょうか?/どうすれば「学習しぐさ」がよく見えますか?/「教える」と「考えさせる」が区別できないのですが…?/『思考・判断・表現』を育てる支援って,難しいですね…。/『学力の3要素』と言語活動って,関係あるんですか?/ふり返りを改善するポイントは?/『思考・判断・表現』の場面で,子どもが静かになってしまうのですが…?/授業規律を重視して,私語を禁止していますが?/子どもの「学習しぐさ」を成績づけの資料に使うのですか?/子どもに「気づかせる」のは,『関心・意欲・態度』でしょうか,『知識・技能』でしょうか,『思考・判断・表現』でしょうか?/“サンドイッチ型”を毎時間取り入れるのはちょっと…。/話が盛り上がってくると,それをさえぎりにくいのですが…?/ついつい答えを教えたくなってしまうのですが…?/この話を聞いていると,ペーパーテストを先につくったほうがよさそうなのですが…?/それでもうまくいかなかったら?/『学力の3要素』でメリハリをつくっている授業は,どんな様子?/自分では,『思考・判断・表現』の学習と思っても,見ている人には『知識・技能』の学習に見えるそうです。/これから求められる指導力とは?/学級間の格差をなくす工夫はありますか?
【第Ⅴ章 『学力の3要素』と「観点別学習状況の観点」との関係】
『学力の3要素』はどの教科にも通用する概念/法令で見られる学力と観点/本書での『学力の3要素』
【第Ⅵ章 『学力の3要素』を育てるために】
『思考・判断・表現』を育てる学習指導と育った姿の学習評価/『関心・意欲・態度』を育てる学習指導と育った姿の学習評価/指導と評価の一体化/バランスのとれた『学力の3要素』の大切さ
ご購入方法
ご購入希望の際は,お近くの書店にご注文下さい。
また,この本は,下記のオンライン書店でもご購入いただけます。
送料・お支払い方法等につきましては,各オンライン書店のホームページをご参照下さい。