国語教室のマッピング

国語教室のマッピング 個人と共同の学びを支援する
- 塚田 泰彦 編著
- A5判 276頁
- 2005年8月 発行
- ISBN 978-4-316-80159-9
- 品切れ
- 読者対象:教師・学生・大学院生・研究者ほか
商品内容
わかりやすくなければ学習の方法とは言えない!
今までの国語教室に欠けていたものは、ことばを学ぶ学習者を、学習者の側から支えていく原理と方法といえます。それも「単純なスキルの単発的なトレーニング」でなく、学習の過程が、学習者自身にも教師にもわかりやすく、学習者の興味を引く方法です。マッピングはそのための提案で、「簡単な作業」でありながら、学習者中心の学びを保障し、学習者の側からの学びの姿勢を立ち上げるものです。
本書は、過程としての学びをサポートする方法、思考のツールとして開発されたマッピングの、20年間にわたる編著者・執筆者たちの実践例を、さまざまなケースに即して紹介し、「学びの共同体」を重視するこれからの新しい国語科の授業を展望する意欲的な実践評価をも踏まえたもので、学術研究書としてのまとまりよりも実践的展望を重視した、現場教師向けの方法的啓蒙書です。
これまで編著者の著作物以外に「国語科におけるマッピング」の本格的な紹介・解説書はありませんでしたが、その編著者のものも理論編ともいうべき学術書で、実践紹介・解説書としては本書が世に先鞭をつけるものになるでしょう。
新しい国語科の授業を、本書でぜひ「展望」してください。