自己認識としてのメディア・リテラシー

自己認識としてのメディア・リテラシー 文化的アプローチによる国語科メディア学習プログラムの開発
- 松山雅子 編著
- B5判 244頁 学習ソフトCD付き
- 2005年5月 発行
- ISBN 978-4-316-80118-6
- 価格 (税込) 2,530円(本体 2,300円+税)
- 読者対象:小学校教師
商品内容
子どもの日常的言語環境において、今は「見る」ことが重要である。
そうした視点からメディアの「見る」テクストに関わることで、
子どもが自身を語る〈ことば〉を獲得できるよう提案する国語科の学習プログラム。
目次
第Ⅰ部 メディア・ミックス型物語環境に遊ぶ子ども
1 今日のメディア・ミックス状況
2 アニメーション番組の放送形態
3 本書の目的と構成
4 動画リテラシーへのいざない
第Ⅱ部 映像言語を活かす国語科メディア学習プログラム 入門編
ステップ1 身の回りの〈物語〉発見
1 物語の力
2 物語はいかに組み立てられているのだろう
3 あなたにとって物語ってなんだろう
4 ねらいと評価
ステップ2 動物番組のディレクター体験
1 撮影と編集
2 どの場面を選び取るか
3 編集(モンタージュ)
4 一枚の写真の中に見出す連続と不連続
5 国語科メディア学習ソフトを用いた試み
ステップ3 静止画からスタート
1 写真というメディア
2 写真を読み解くための観点
3 物語るものとしての写真
4 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―写真とことばの組み合わせを楽しむ
ステップ4 新聞広告のリテラシー
1 広告というメディア
2 新聞広告の特性
3 新聞広告の構成要素
4 新聞広告を完成させよう
ステップ5 物語キャンペーン
1 昔話の再話
2「三びきのこぶた」物語の構成
3 二つの物語の違い
4 新聞広告の教材分析例
5 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―新聞広告の制作
ステップ6 静止画から動画へ
1 静止画から動画へ
2 教材分析の要点
3 形ある商品と形なき商品のCM
4 国語科メディア学習ソフトを用いた試み
ステップ7 鉄腕アトムが送るメッセージ――公共広告をつくろう
1 公共広告はなにをどのように語り出すメディアか
2 教材分析の要点―共同幻想を読む
3 変化のドラマはいかに構築されているか
4 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―新聞広告編
5 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―CM編
6 ねらいと評価
ステップ8 文章から動画へ
1 多種多様な可能性から一つを選び出す想像力
2 昔話の動画化に向けて
3 ねらいと評価
ステップ9 テレビ・アニメーションのリテラシー
1 モンタージュ法 中級編に挑戦
2 教材分析の要点―見る物語はいかに構築されるか
3 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―動画の言葉に気づく
4 ねらいと評価
ステップ10 テレビ・アニメーションの予告編をつくろう
1 物語のコマーシャルとしての予告編
2 国語科メディア学習ソフトを用いた試み―予告編の作成
3 ねらいと評価
第Ⅲ部 ワイダーリーディングへのいざない―子どもの本の「ヒーロー」たち
資料編
1 ワークシート編
2 作品編
「三びきのこぶた」
「アトムの哀しみ」(『ガラスの地球を救え』)手塚治虫
「クラスメートを救え!」手塚治虫(あらすじ絵コンテ版)
「赤いネコ」手塚治虫(アニメーションの絵コンテ版)
もう少し学びたい人のために