一つの花

一つの花 評伝 今西祐行
- 関口安義 著
- 四六判 上製 288頁
- 2004年3月 発行
- ISBN 978-4-316-80095-0
- 品切れ
- 読者対象:小学校教員、一般
商品内容
現代児童文学を代表する作家の一人、今西祐行の人生と作品誕生の秘密を描き出した初の本格的評伝。今西の代表作「一つの花」は、平成元年以降すべての小学校国語教科書に掲載されていて、いわば国民的教材というべき作品である。ほかにも、教科書掲載作品が多数あり、多くの児童、教師、父母に愛読されている。
著者、関口安義(文教大学教授)は、『芥川龍之介』(岩波新書)、『芥川龍之介新辞典』(翰林書房)をはじめ、芥川に関する多くの著作があり、現在、芥川研究の第一人者。また、評伝作家としての評価も高い。
(日本国語教育学会会長)
倉澤栄吉先生の推薦の言葉
『今西文学』は“教材の泉”である!
「一つの花」「はまひるがおの小さな海」「ヒロシマの歌」……。
深い泉から湧き出すような今西文学の静かな語り。その秘密は、
本書によって見事に解き明かされた。
目次
第1章 故郷と生い立ち
第2章 少年時代
第3章 早稲田時代
第4章 原子雲はるかに
第5章 出版社勤務時代
第6章 作家としての出発
第7章 反戦平和児童文学
第8章 歴史小説の誕生
第9章 殉教の物語
第10章 国語教育との接点
第11章 時代をもう一度生きる
第12章 大地を愛する作家