文学教育の転回

文学教育の転回
- 丹藤博文著
- A5判 並製,カバー装 240頁
- 2014年3月 発行
- ISBN 978-4-316-80402-6
- 定価 (税込) 2,640円(本体 2,400円+税)
- 読者対象:小学校・中学校・高等学校 教師,学生
商品内容
世界は言語でできている
***
ストーリーを追うだけの文学教育から脱却するには?
長く高等学校で教壇に立ち,
現在は大学で「先生のたまご」を指導する著者が,
今の国語教室を見つめ,文学教育を真っ向から論じる一冊。
自らの読みをぶつけることで,
読者に読みを問い,
読みと国語教室のあり方との関わりを問い,
文学教育そのものを考える。
目次
序説 ――言語ゲーム・他者・語り――
Ⅰ 読みの転回
1 『おてがみ』(アーノルド・ローベル)
――方法としてのユーモア――
2 『アレクサンダとぜんまいねずみ』(レオ・レオニ)
――テクストの行為性を求めて――
3 『注文の多い料理店』(宮沢賢治)
――第三の視線――
4 『高瀬舟』(森?外)
――読みの三角形――
Ⅱ 読みの再転回
1 『言葉の力』(池田晶子)
――語りえぬものについては,沈黙してはならない。――
2 『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)
――語ること/語られること――
3 『走れメロス』(太宰治)
――教材失格――
4 『故郷』(魯迅)
――地上の道のようなもの――
Ⅲ 言語論的転回以後の読みの教育
1 この教室に〈言葉〉はありますか?
2 〈死者〉の言葉 ――文学教育の(不)可能性を問う――
3 読みの教育と文学理論
4 テクストの〈外部〉
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