戦後道徳教育を築いた人々と21世紀の課題
戦後道徳教育を築いた人々と21世紀の課題
- 行安 茂・廣川正昭編
- A5判 上製 344頁
- 2012年6月 発行
- ISBN 978-4-316-80346-3
- 定価 (税込) 4,180円(本体 3,800円+税)
- 読者対象:教師・研究者・一般
商品内容
戦後の新しい道徳教育創生期において道徳教育の振興に力を尽くした先覚者の思想と実践を再検討し,戦後から現在に至るまでの道徳教育の問題点が何であったかを概観する。
目次
第1章 戦後の道徳教育を方向づけた人々
はじめに/天野貞祐―戦後教育改革と道徳教育の振興―/高山岩男―戦後道徳の危機と文化国家の理念―/高坂正顕―高度経済成長と「期待される人間像」―/モラロジーの再評価と道徳教育の普及―廣池千九郎の業績とその今日的意義―
第2章 日本道徳教育学会の設立と指導者たち
日本道徳教育学会設立の経緯と指導者たち―古川哲史と山田孝雄を中心として―/山田孝雄―代表理事としての使命感とJ.ベンサム功利説の研究―/片山清一―代表理事としての学会運営と道徳教育の推進―/勝部真長―日本の伝統思想と道徳教育との接点―/霞信三郎―新しい愛国心と民主主義―/間瀬正次―戦後の道徳教育とコールバーグ―/日本道徳教育学会を支えた指導者たち
第3章 関西道徳教育研究会と指導者たち
平野武夫(1)―関西道徳教育研究会の設立とその影響―/平野武夫(2)―新しい道徳教育の方法と価値葛藤論―/宮田丈夫―実践教育学と道徳教育の新しい提唱―/杉谷雅文―道徳教育と教師の条件―/森昭―道徳教育と人間形成原論―/竹ノ内一郎―道徳授業の創造と道徳的実践力の育成―/山本政夫―道徳教育における知と実践のズレ―/関西道徳教育研究会を支えた指導者たち
第4章 戦後道徳教育の推移と21世紀の課題
戦後の教育改革と道徳教育の空白/道徳教育の論争―特設「道徳」をめぐって―/学習指導要領が描く道徳教育/資料中心の道徳教育―「資料を」か「資料で」か―/人間としての生き方の自覚と道徳の時間/生きる力を培う道徳授業と生徒指導/心理教育と道徳授業/学校の全面で取り組む道徳教育―「道徳教育推進教師」の役割と指導体制づくり―/道徳教育と地域社会の連携―保護者への対応を中心として―/生命に対する畏敬の念をどう指導するか―他の諸価値との関連をどう考えるか―
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