道徳授業の発問構成 5・6年
道徳授業の発問構成 5・6年
- 赤堀博行・馬場喜久雄編著
- B5判 並製 156頁
- 2013年10月 発行
- ISBN 978-4-316-80398-2
- 定価 (税込) 2,420円(本体 2,200円+税)
- 読者対象:小学校教師
商品内容
授業者が発問構成に相当の労力を費やしている現状に寄与するため,活用頻度の高い読み物資料の発問構成の具体例を数多く紹介。
目次
【理論編】
1 道徳の時間の特質を生かした授業構想
2 子どもの発達段階を生かした道徳授業と発問構成
【事例編】
1 主として自分自身に関すること
(1) 生活習慣の大切さを知り,自分の生活を見直し,節度を守り節制に心掛ける。
「ホームステイ」/「流行おくれ」
(2) より高い目標を立て,希望と勇気をもってくじけないで努力する。
「ヘレンと共に―アニー・サリバン―」/「市民に愛される動物園をめざして」
(3) 自由を大切にし,自律的で責任のある行動をする。
「うばわれた自由」/「米百俵」
(4) 誠実に,明るい心で楽しく生活する。
「手品師」/「良寛のなみだ」
(5) 真理を大切にし,進んで新しいものを求め,工夫して生活をよりよくする。
「天からの手紙」/「中野かんらん」
(6) 自分の特徴を知って,悪い所を改めよい所を積極的に伸ばす。
「明の長所」/「百六十八センチのスーパースター ―ロベルト・カルロス」
2 主として他の人とのかかわりに関すること
(1) 時と場をわきまえて,礼儀正しく真心をもって接する。
「あとみよそわか」/「江戸しぐさ」
(2) だれに対しても思いやりの心をもち,相手の立場に立って親切にする。
「夏の日のこと」/「くずれ落ちた段ボール箱」
(3) 互いに信頼し,学び合って友情を深め,男女仲よく協力し助け合う。
「知らない間の出来事」/「友の肖像画」
(4) 謙虚な心をもち,広い心で自分と異なる意見や立場を大切にする。
「ブランコ乗りとピエロ」/「銀のしょく台」
(5) 日々の生活が人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感謝し,それにこたえる。
「黄熱病とのたたかい」/「木曽川の治水工事」
3 主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること
(1) 生命がかけがえのないものであることを知り,自他の生命を尊重する。
「その思いを受け継いで」/「稲むらの火で命を救え」
(2) 自然の偉大さを知り,自然環境を大切にする。
「一ふみ一〇年」/「花かげの花守りたち」
(3) 美しいものに感動する心や人間の力を超えたものに対する畏敬の念をもつ。
「別れの日が来る」/「青の洞門 ―禅海和尚と青の洞門―」
4 主として集団や社会とのかかわりに関すること
(1) 公徳心をもって法やきまりを守り,自他の権利を大切にし進んで義務を果たす。
「苦しいときだからこそ」/「星野君の二るい打」
(2) だれに対しても差別をすることや偏見をもつことなく公正,公平にし,正義の実現に努める。
「アンパイヤの心」/「キング牧師」
(3) 身近な集団に進んで参加し,自分の役割を自覚し,協力して主体的に責任を果たす。
「小川笙船」/「おもちゃのシンフォニー」
(4) 働くことの意義を理解し,社会に奉仕する喜びを知って公共のために役に立つことをする。
「土に生きる母」/「ぼくの仕事は便所そうじ」
(5) 父母,祖父母を敬愛し,家族の幸せを求めて,進んで役に立つことをする。
「卵焼き」/「おばあちゃんのさがしもの」
(6) 先生や学校の人々への敬愛を深め,みんなで協力し合いよりよい校風をつくる。
「ひるがえる校章旗」/「いちょう祭り」
(7) 郷土や我が国の伝統と文化を大切にし,先人の努力を知り,郷土や国を愛する心をもつ。
「人間をつくる道 ―剣道―」/「日本のたから ―岡倉天心の話―」
(8) 外国の人々や文化を大切にする心をもち,日本人としての自覚をもって世界の人々と親善に努める。
「ペルーは泣いている」/「ブータンに日本の農業を」
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