道徳の授業 1年

豊かな自分づくりを支える
道徳の授業 1年
- 押谷 由夫 編
- B5判 128頁
- 2003年8月 発行
- ISBN 978-4-316-80001-1
- 品切れ
商品内容
体験を生かした総合単元的道徳学習,地域の人や保護者の協力を得た授業,学級経営を基盤とした授業,多様な指導方法の工夫,『心のノート』の活用など,子どもが「豊かな自分づくり」をしていく支えとなる新しい道徳指導の実際例を多数紹介する。実践の指針となる「ワンポイント・アドバイス」付き。
目次
第1章 豊かな自分づくりの中核となる道徳教育を創ろう
1 これからの教育における道徳教育の重要性/2 豊かな自分づくりのために必要なもの/3 体験による道徳教育の意味するもの/4 豊かな自分づくりのかなめとしての道徳の時間/5 道徳の時間の改善のポイント/6 総合単元的な道徳学習の工夫/7 『心のノート』の活用/8 道徳学習の評価/9 低学年の道徳学習のポイント
第2章 道徳授業の実際
〈多様な指導方法を取り入れた授業〉
じぶんのちからで(1-(1)節度ある生活態度)――気づいたことや感じたことから一人一人の思いを深める指導と評価の工夫/幼い人にやさしく(2-(2)思いやり・親切)――エプロンシアター・役割演技を取り入れた授業/ともだちとなかよし(2-(3)信頼・友情)――ゲストティーチャーを活用した総合単元的な道徳学習/ぼくも わたしも 木もちきゅう(2-(4)尊敬・感謝)――地球を愛する心を育てる道徳の指導,資料開発の工夫/青い目の人形「アリスちゃん」(3-(2)生命尊重)――資料を工夫した総合単元的な道徳学習
〈学級経営を基盤とした授業〉
がんばってよかった(1-(2)勤勉・努力)――病気と闘う級友の理解,保護者の授業参加/友だちへのやさしさ(2-(3)信頼・友情)――個に着目した授業,『こころのノート』の活用/互いに認め合い,よりよい人間関係を築く(2-(3)信頼・友情)――役割演技の活用,「こころのけいじばん」による振り返り――
〈体験を生かした総合単元的道徳学習〉
豊かに心をかよわせて(2-(2)思いやり・親切)――異学年の交流を取り入れた道徳学習/がんばれ! ぴょんた(3-(2)生命尊重)――家庭との連携,他教科等との関連/義足を付けたキリン(3-(2)生命尊重)――新聞記事・保護者の手紙・疑似体験の活用
〈地域の人や保護者の協力を得た授業〉
勇気を出して 正しいことを(1-(3)勇気)――保護者へのアンケート・ゲストティーチャーの活用/ありがとうのきもちをつたえよう(4-(2)家族愛)――参観会での授業公開,保護者からの手紙の活用
◆ワンポイント・アドバイス(執筆:押谷由夫)
基本的な生活習慣の学習は事前と事後を大切に/子どもたちの本音をどう考えるか/教師の姿で示す/シンク グローバリー,アクトローカリー/資料の主人公を友だちとして生活する/日常生活を価値づける/子どもたち一人一人のあと押しをする/振り返ること(自分と対話すること)の習慣化を/園児とのふれあいで思いやりの心を/総合単元的道徳学習に家庭も巻き込む/道徳の時間を記憶に残るようにする/健全な価値意識をはっきり伝える/道徳の時間について,子どもたちにも保護者にもわかるように示す