統計的推定の 漸近理論

シリーズ新しい応用の数学 7
統計的推定の 漸近理論
- 竹内啓著
- A5判 208頁
- 1974年10月 発行
- ISBN 978-4-316-37580-9
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商品内容
いわゆる大標本理論(漸近理論)が統計的推測理論に利用されることはきわめて多いが、その理論は正確に理解されているとはいえない。この本では大標本理論の厳密な理論的体系化を試みる。一致性の条件、収束のオーダー、漸近効率などについて、検定、推定等に限らず一般の決定理論の定法化に基づいて体系的に論ずる。また同一でない分布、独立でない場合、無限に多くの母数を含む場合等も論じ、特殊性を明らかにする。
目次
序章/1章 一致推定量の存在の必要条件/2章 一致推定量の収束の速度/3章 極限分布/4章 無限に多くの母数を持つ場合/5章 一致推定量の構成法/6章 最尤推定量の漸近特性