生まれ出ずる悩み ほか

読んでおきたい日本の名作
生まれ出ずる悩み ほか
有島武郎
- 有島武郎 著/注・解説=西垣勤/エッセイ=斎藤憐
- 新書判 192頁+口絵2頁
- 2004年1月 発行
- 価格 (税込) 880円(本体 800円+税)
- 読者対象:一般
商品内容
生涯を悩みに悩んで、四十歳代半ばで自分の命を絶った作家が有島武郎です。父親との葛藤に悩み、宗教に悩み、恋愛に悩み、結婚生活に悩み、インテリであることに悩み、……。日記の中で自分が心弱いという自覚を告白しているこの作家にとって、若い頃の禅も、キリスト教も、農場解放も、数多い恋愛も、そして家族すらも、心に安寧をもたらすものではなかったのでしょう。妻と父を同じ年に亡くした三十九歳の有島は、一気に作家への道に踏み込んで、約六年半の作家生活をひた走り、遂に仕事で知り合った婦人記者と日光でその幕を下ろしましたが、その晩年、子へのあふれる愛と生への模索を懸命に書き留めたのが、本書に収録した作品です。
目次
主な内容
「生まれ出ずる悩み」「小さき者へ」「一房の葡萄」「宣言一つ」
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