伊豆の踊り子 ほか

読んでおきたい日本の名作
伊豆の踊り子 ほか
川端康成 Ⅰ
- 川端康成 著/注・解説=谷口幸代/エッセイ=鷺沢萠
- 新書判 208頁+口絵2頁
- 2003年12月 発行
- 価格 (税込) 880円(本体 800円+税)
- 読者対象:一般
商品内容
「伊豆の踊り子」が歌謡曲にもなり、何度も映画化されてもっとも知られた青春文学の一つとされるのは、だれでも身に覚えのありそうな、胸がキュっとする出会いと別れ、若々しい眼に映った「野の匂いを失わない」人と風景をちりばめながら、自意識の憂鬱に悩む「私」の心癒されていく過程が若い人たちの共感をよぶからではないでしょうか。人間のある一瞬のはっとする心理、仄かなエロス、鮮やかに思い浮かぶ色彩感ある描写で、余韻ある中・短編の名作を数多く創作した川端の若き時代の「少年の体温に温まる」ことができそうな作品集です。【ちなみに本書口絵には、オールドファンには懐かしい木製の橋の上に、さる有名な出演者のスチールが掲載されています。誰だと思います?】
目次
「伊豆の踊り子」「十六歳の日記」「禽獣」「父母」「掌の小説」よりの四編(日向、バッタと鈴虫、夏の靴、雨傘)
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