蜘蛛の糸・杜子春 ほか

読んでおきたい日本の名作
蜘蛛の糸・杜子春 ほか
芥川龍之介Ⅱ
- 芥川龍之介 著/注・解説=浅野洋/エッセイ=宗田理
- 新書判 204頁+口絵2頁
- 2003年12月 発行
- 価格 (税込) 880円(本体 800円+税)
- 読者対象:一般
商品内容
この巻は、芥川の数多い短・中編のうち完成度の高い傑作を収録しました。その多岐にわたる題材の中で、こういう場合にはこういう自意識や心理が人間には生じるのではないかという、いわば思考実験を小説においてしているのではないかと感じられてなりません。ヒューマニティを信じたいと思う芥川、いや、人間の意識はわからないものだ、信用できないものだという芥川。無償の死、自己を超える愛を描き、一方で善性を見放したようなシニカルな眼をもって創作を執筆した後、芥川は生活欲を失い、ぼんやりした不安に取り憑かれて、死ばかりを考える晩年へと歩んでいきました。
目次
「舞踏会」「枯野抄」「藪の中」「奉教人の死」「蜘蛛の糸」「杜子春」「蜜柑」「トロッコ」「或阿呆の一生」「猿蟹合戦」
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