どんぐりと山猫・雪渡り ほか
読んでおきたい日本の名作
どんぐりと山猫・雪渡り ほか
宮沢賢治Ⅱ
- 宮沢賢治 著/注・解説=宮澤健太郎/エッセイ=おーなり由子
- 新書判 196頁+口絵2頁
- 2003年9月 発行
- 価格 (税込) 880円（本体 800円＋税）
- 読者対象：一般
商品内容
果てるともない想像力、自然と交感するかのような言葉――賢治の童話と琴線が触れ合って、花巻へ行き、イーハトーヴの空気を吸いたいと感じた人は多いはずです。けれども賢治の童話には、孤独や悲哀や絶望も色濃く表されています。ただの理想主義でもなければ絶望的な虚無主義でもありません。ユーモアをたたえリズミカルに昂揚していくのも賢治童話であれば、ブラックユーモアを底に秘めて同朋や自然の摂理とどうしてもすれ違ってしまうことを痛哭するのも賢治童話です。これまで、賢治童話が朗読によって味わわれることが多かったのも、無理のないことです。
目次
「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」「雪渡り」「よだかの星」「オツベルと象」「グスコーブドリの伝記」「セロ弾きのゴーシュ」
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