たけくらべ・にごりえ ほか

読んでおきたい日本の名作
たけくらべ・にごりえ ほか
樋口一葉Ⅰ
- 樋口一葉 著/注・解説=菅聡子/エッセイ=藤沢周
- 新書判 200頁+口絵2頁
- 2003年9月 発行
- 価格 (税込) 880円(本体 800円+税)
- 読者対象:一般
商品内容
年譜を見てください。樋口一葉は数え25歳という若さで岸の向こうに逝ってしまいました。文学活動はきわめて短いものでしたが、その最後、「奇跡の一年間」のその年に、一括発表された「たけくらべ」が当時の大家、森鴎外・幸田露伴から「まことの詩人」「いささかの傷もない」と絶讃されました。それは、短い生涯の大半をこの世の「5000円札」とは無縁に(多分おおいに渇望しながら)過した一葉に、ほどなくまみえるあの世から贈与された配剤かもしれません。始動しはじめた近代の影絵のような世界と天稟の資性とのたぐいまれな出会いが「たけくらべ」でした。
目次
「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」「大つごもり」
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