四季の教科書

教出サイエンスブックス
四季の教科書
二十四節気からのおくりもの
- 写真・文 高橋健司
- A5判 128頁
- 2003年7月 発行
- ISBN 978-4-316-80010-3
- 品切れ
商品内容
私たちの祖先は,季節の微妙な変化と,その違いを感じ分け,風や雨にさえ名前をつけて歌や俳句に詠んできました。俳句の季語に自然や天気にかかわる言葉が多いのは,日本人の豊かな感性の表れといえます。著者は,そのことに着目し,和歌や俳句に詠まれた光景を写真で再現しようと試み,歳時記にある季語を独自に解釈して,身近な自然のうつろいをフィルムにおさめました。立春を起点とし,二十四節気(中国の黄河中・下流域の農作業の中で見出された一種の農事暦で,日本の季節に合うようにと江戸時代に改良された暦)の流れに従って季節の変化を辿れるようにしました。
目次
立春/雨水/啓蟄/春分/清明/穀雨/立夏/小満/芒種/夏至/小暑/大暑/立秋/処暑/白露/秋分/寒露/霜降/立冬/小雪/大雪/冬至/小寒/大寒
〈コラム〉春に見られる雲/空の動物園/夏に見られる雲/面白い雲の形/秋に見られる雲/冬に見られる雲/雑節/雲の10類