中学数学 令和7年度版 中学数学問題集
教育出版教科書準拠「中学数学問題集」導入事例
教育出版では、教科書に準拠した『中学数学問題集』をさまざまな機能をもつ「Libry(リブリー)」プラットフォームに載せてリリースしています。紙のノートとペンを使った従来の勉強方法の優れた部分を残しつつ、ICTを活用した「問題検索」「苦手分野の分析」なども可能とした、生徒がより効率的に学習できる教材です。GIGA端末をもう少し有効活用したい、最初の一歩を踏み出したい、といった先生がたには最適な教材であると考えています。
今回、本教材を採用し、実際に学校でお使いの先生の声を、インタビュー形式でまとめました。具体的な活用イメージをもってもらい、本教材の良さをより多くの先生がたに知っていただけたら幸いです。
Q.1 最初に、当教材を導入しようとしたきっかけについて教えてください。
一人一台のChromebookが配備され、Chromebookを活用できるワーク教材を探していたら、偶然発見しました。価格がワークと同じということと、復習問題や挑戦問題などカスタマイズができるようだったので、個別最適化できると考えたことから、導入に踏み切りました。
Q.2 数学の授業中、日々の復習、長期休業(夏休みや冬休み)の宿題など、さまざまな利用シーンがあるかと思いますが、先生が実践されている生徒の利用シーンとその効果について教えてください。
授業中は、問題を解く時間があれば、Chromebookを生徒自身で開いて取り組むよう促しています。解答の仕方は、ノートに答えを書く生徒と、直接画面に書き込んで取り組む生徒が、約半数ずつです。解答がすぐ確認できるので好評です。
宿題機能は、定期テスト範囲や長期休業での課題の範囲を伝えるのに活用しています。また、生徒の取り組んだ時間や正誤の状況もつかめるので、指導の成果がどの程度かを知ることができ、助かっています。
Q.3 Libryには生徒向けの機能とは別に、先生向けの機能である「Libry for Teacher」がありますが、こちらの利用シーンとその効果について教えてください。
生徒がどのくらい問題を解いたか、提出してきた生徒へのスタンプでのリプライをしています。ワークをやったという痕跡が確かめられるのが便利です。導入してからは、今までどんなに家庭学習などで促しても解答の丸写しで済ませていた生徒が、日常の授業から画面に向かって集中して取り組む姿が見られるようになりました。その生徒が言うには、「画面に文字を書き込みながら問題を解いて、解答をすぐ確認できるので便利。」ということでした。教師側としては、わからない問題に付箋や蛍光ペンで印をつけるといった作業を効率化できればと思っていましたが、このように取り組み率が向上したのは嬉しい効果でした。
Q.4 問題集自体の中身、問題集の構成や難易度、価格面、導入のしやすさ、このあたりについて先生のご感想を教えてください。
アカウントが1回の発行で済むということと、Googleアカウントに紐づけできるのが便利です。問題自体は、日常使っているワークと同じような配列なので生徒も迷わずに使えていますし、中間層レベルの生徒も満足できる内容です。価格は、ワークと同じであるため保護者負担が従来と変わらないです。操作は難しくなく、生徒はチュートリアル(説明書)に従ってすらすら操作していました。画面に書き込みたい生徒もいるため、消しゴム機能や手書きの範囲を広くしてもらえるとなおよいと思います。
Q.5 最後に、導入を検討されている先生へ向けて、これまでの紙の問題集との違い、当教材のいちばんのメリットについて教えてください。
価格がワークと同額で、解答がすぐ確認できることと、履歴が残ること。正誤の記録を積み重ねると、復習問題で誤答した問題を中心に復習ができること。画面をスクショして、ホワイトボードアプリを用いて生徒どうしで教え合ったりできること。さらに教師側も実施状況の把握ができるので、ワークの取組状況を回収しなくても確かめることができますし、取り組めていない生徒への声掛けも早くできます。
※当導入事例は2023年度に取材した内容を元に制作されています。