教育研究所
№1004「関連資料の活用」
手元に,令和元年5月8日の中央教育審議会初等中等教育分科会で配布された「資料2-3」がある。最近の資料,審議経過などは詳細で,これと言ってまとめ込んだものではなく,様々な考えや意見が併記されていて煩雑なものが多い。
それに対して,この資料は,最近検討された事柄が,1~2ページに図表を駆使して明確・簡潔にまとめたもので,パッと目に飛び込んできて,読むと「なるほどと!」理解できる様になっている。
「Society5.0の社会像・求められる人材像,学びの在り方」「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)」「全国学力・学習状況調査結果」「小学校における教科等の担任制の実施状況(平成30年度)」「小・中学校における個に応じた指導の実施状況(平成30年度)」「小学校の標準授業時数」「いじめの重大事態について」「児童虐待相談の対応件数推移及び虐待相談の内容・相談経路」「不登校の現状」「学校のICT環境整備」「社会に開かれた教育課程の実現のためのコミュニティ・スクールと地域学校共同活動の一体的推進」「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の導入状況」「小中連携教育,小中一貫教育,小中一貫教育制度の関係」「学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)」など,49項目について学ぶことができる。
教育の動向を捉え,今後の学校経営と教育活動を考える際のヒントが詰め込まれている。(H&M)
(2019年6月27日)