教育研究所
№1006「3ゲンから5ゲンへ」
大阪府教育センター学校経営研究室が,「学校経営60のポイント」を研究し,「Ⅰはじめに」「Ⅱ経営の枠組みの概要11のポイント」「Ⅲ意識・行動・風土の改革10のポイント」「Ⅳ仕組み・システムの見直し12のポイント」「Ⅴ業務の合理化・効率化9のポイント」「Ⅵインフラの整備5つのポイント」「Ⅶリーダーの姿勢13のポイント」で整理して示している。
学校の管理職とりわけ新任の校長先生や副校長・教頭先生には,頼りになる貴重な資料である。中でも「Ⅶの57:5ゲン主義に徹する」が役立った。「3ゲン主義(3元主義)」とは,現場(現場に足を運び,場を確認する),現物(現物を手に取り,物を確認する),現実(現実を自分の目で見て,事実を確認する)の「3つの現」を重視する経営の考え方である。私でもここまでは知っていたし,そうするように努力してきたつもりであるが...。
ところで,「5ゲン主義(5現主義)」とは,「3つの現」に加えて,原理(不具合やトラブルを引き起こすメカニズムや原因を突き止めること),原則(経営の対象になる側に立って,何のために,何をすべきか,何を期待されているかを把握して考えること)の「2つの現」を加えたものである。
言われてみれば「そのとお~~り!」ということになるが,気づかないものである。(「お前だけだよ!」などと言わないでください。少しでも,学んで,学校経営に前向きに取り組もうとしている「主体的に学習(学校経営)に取り組む態度」を認めてください。)(H&M)
(2019年7月1日)