教育研究所
№1007「懐かしい昔の職場」
教師として16年間,そのうちの10年間を過ごした学校が,JR武蔵小金井駅北口から西武バスで数分のところにあるK小学校である。
K小学校では,毎年度,学校としての「文集」を作成することが伝統になっている。平成30年度の文集「なでしこ」が,旧職員の私にも送られてきた。それを流し読みしているうちに,遥か昔にがむしゃらに授業に,研究に,アフター5の飲み会にのめりこんでいた頃のことを懐かしく思い出した。
内容は,「巻頭言」,「退任教諭などの特別寄稿」,「学校概況」,「学校の1年間の記録抄:今日から1年生・楽しい遠足・プールの季節・運動会・初めての宿泊生活・天地の美(林間学校)・黒潮にきたえる(臨海学校)・みんなの委員会・みんなのクラブ・みんなの学校生活・おいしい給食・けんこうな生活・教育実習の先生・本と親しむ,を182人の児童の文章を添えて紹介」,「校内研究会」,「教育実習」,「同窓会」,「特集:音楽会<感動をありがとう><なでしこ音楽会>」,「6年生全員の「卒業に当たって」の250字所感」,「教員全員の随想」,「PTA各委員会だより」,「学級代表の18人の保護者随想」,「編集後記」となっている。
内容構成は,昔とほぼ同様であるが,子供も,教師も,保護者も,どれをとっても素晴らしい内容と表現で,ごつごつしていた昔と異なって,感性の豊かさをが伝わってくる。時代とともに,教育内容が更新され,指導方法が工夫・改善され,子供たちに質の高い教育が行われていることが伝わってくる。実に素晴らしい。素直に,今後に益々期待する気持ちになった。(H&M)
(2019年7月2日)