教育研究所
№1008「夢と人生を奪うなんて・・・」
あまりにも悲惨な多摩の事件なので,詳しく書くのがはばかられるくらいです。我が家にも同年齢の孫娘がいて,他人事とは思えず重く沈んでいます。
これから家族や友人や先生をはじめ様々な人と楽しく過ごし,自分のやりたいことに夢中になり,将来したいことや夢に向かっていろいろなことを勉強したりチャレンジしたりするそのものが一瞬にして奪われてしまったのです。ただただ憤りと悲しみを・・・。心からご冥福を祈ります。
それから,ミャンマーと日本の架け橋として活躍しているかたも被害にあわれました。その方の無念さ,残された家族の悲しみを思うにつけ,いたたまれない気持ちで胸が張り裂けそうです。このようなことがあってよいものだろうか? 日本は,JAICAの活動の一環として,ミャンマーから教員研修を受け入れています。数年来,その一部の研修(日本の各地の学校訪問,教科書会社の編集の様子の見学,教育関係者からの講話,授業研究や学習評価に関する基礎的な研修)に関わっています。それだけに,他人事とは思えませんでした。ご冥福をお祈りいたします。
私たち大人は,どのように感じ,どのように考え,どのように行動したらよいものでしょうか? 事件の詳細は分からないが,根本から検証し,子供や前向きに生きている方が,その夢や生き方ややりがいを奪われないようにすることが求められると思います。関係者の本気の取組を切に願う次第です。よろしくお願いします。(H&M)
(2019年7月3日)