教育研究所
№1009「日本語は奥が深い・面白い・・」
もう何十年も人間(日本人)をやっているのに,恥ずかしながら「日本語」に自信がない。日本語を書き表すのに,「平仮名」「漢字」「カタカナ」「ローマ字(アルファベット)」「アラビヤ数字(0123456789)」を使っているのは分かる。そして,A「和語(古来から使っている日本語)」は平仮名,B「漢語(中国から伝来した言葉)」は漢字,C「外来語」はカタカナ,D「混種語(例えば,中国ではスマホが80%以上普及し,SNSなどを多くの人が利用しているなど)」はABCに準じて書くそうである。
ところが,読めるが書けない言葉「急遽,趨勢,斡旋,拉致,薔薇,檸檬」など,どう違うか分からなくなる言葉「改訂,改定」や「特徴,特長,特調」や「追究,追及,追求,追窮,椎弓,追給」など,どの言葉を使ったらよいか迷う言葉「図る,測る,量る,計る」など,日々の言葉使いで迷う(分からない)ことが多い。
デジタル時代,AI時代であるが,言葉は日本人らしくそこそこに使えるように心がけたいと思っている。そんなときに頼りになるのが,様々な体裁で発行されている「地味な言葉の手引き」である。
なお,指導用をはじめ,大人が調べたいときに安価かつ手頃なものとして,「音訓引き常用漢字用字用例集」教育出版・本体1500円,「異字同訓の漢字の使い分け例(報告)」文化審議会国語分科会・平成26年2月21日,久米公編著「漢字指導の手引き・第八版」教育出版・本体1600円,松村明校閲「表記の手引き・第7版」などがある。(H&M)
(2019年7月4日)