教育研究所
№1010「令和の初の運動会1500m」
6月1日,孫弟の中学校で春季大運動会が行われた。異常な暑さで熱中症を心配していたが,いまにも一雨きそうな天候で,「運動会日和」であった。孫の両親と老妻と応援に行った。孫兄は英検の検定の日なので残念ながら行くことができなかった。
私が教員をしていた頃(校内暴力の全盛期だった,最近も「静かに荒れている」学校が少なくない)と違って,中学生がとても落ち着いていて,自発的に,主体的に,てきぱきと活動していたのには正直驚きかつ安心した。日頃の先生方の教育指導が,漢方薬のように徐々に効果を表してきた成果だと敬服(感謝・合掌!)した。
ところで,孫弟は,男子1500mに参加した。「ビリにならなければいいや」という気持ちで応援していた。老妻は,前を通るたびに立ち上がり「〇〇がんばれ~~!!」としわがれ声を張り上げていた。
10人中の5番目を自分のペースで走っていた。4番目の子を抜いたり,5番目の子に抜かれたり,6番目の子にも抜かれそうになったりして,小さな駆け引きを楽しんでいるようだった。最後の1周200mになって,4番目の子と5番目の孫弟がレッドヒートを演じて,抜きつ抜かれつだったが,ゴール手前で完全に抑えて,最終的には4位でゴールした。よくやったと自分のことのように嬉しかった。(内緒だが,実は,私は,中1のとき1500mに出て,周回遅れの最下位になった苦い経験がある。井口君が1周抜いていくときに,「○○頑張れ!」と肩をたたいていったのが,いまだに「悔しい気持ち」として苦い思い出になっている。)(H&M)
(2019年7月5日)