教育研究所
№1017「三者三様」
一般的には、「三者三様」という時は、「三人寄れば、考え方、感じ方、行動の仕方はそれぞれ異なるものだ」「人はそれぞれ異なる考え方、やり方をするものだ」という意味で、一般的にはいい意味で使われることが多い。同様の意味で、「十人十色」「百人百様」「蓼食う虫も好き好き」などがある。
ところで、後期高齢者でやや足の不自由な私は、今朝、自宅から市役所の前を通り、新青梅街道を横断して病院に行く途中で、以下の「三者三様」を体験した。ここでクイズ(質問)です。私は、その時、どのように感じたでしょうか?(回答は省略!)
<体験1>前から高校生が自転車に乗って、歩道をこちらに向かって走って来ました。私に気づくと、街路樹の所でよけて、私が通り過ぎるまで待ってくれました。「ありがとうございました」とお礼を言うと、「にこっと」しました。
<体験2>素敵な女性が、背筋をピンと伸ばしてモデルのように歩いてきました。私は、少し右側によって普通に歩いていきました。女性は、堂々と歩道の真ん中を進んで来て、私の肩にぶつかっても、(少しも気にかけることなく)颯爽と歩き去って行きました。
<体験3>前から、老人がややよろよろしながら自転車でこちらに向かって来ました。私は「危ないな!」と思ったので、歩道のへこんだところに身を寄せてやり過ごしました。老人は、必死な顔で自転車をこぎながら、「ピョコン」と頭を下げて、走り去っていきました。「だいじょうぶかな~?」と思いながら振り返って、数秒間、後ろ姿を見送りました。(H&M)
(2019年7月17日)