教育研究所
№1020「今年は梅が豊作」
つましい年金生活(政治のことは分からないが、少額の年金から介護保険金が天引きされて、貰えるのは極めて少額になってしまう)の足しにと、猫の額ほど(いや猫の額より狭い)の庭と、ベランダで野菜を育てて植物性栄養素の補給に努めている。
ところで、去年は、まったくというほど実を付けなかった梅が、今年はなぜか鈴なりである。異常気象のせいで、花が咲き、実が付きだした頃に、霜が降りるような低温の日がなかったから、実が落ちてしまうようなことが皆無に近かったからかもしれない。
梅の実の収穫は、梅雨入りの頃が適している。東京が梅雨入りをした土曜日、今にも雨が降りそうな日の午前中、孫と体型が渡辺直美(ごめん、ファンだからお許しを)のような老妻(内緒にしてね!)と私で、梅の実採りをした。
採れるは、採れるは、困り果てるくらい収穫できた(ちょっと面白おかしくするために、針小棒大に表現している。猫の額にそんな大きな梅の木があるはずがないでしょ!)。
三人の役割は決まっている。老妻は、あれこれと大声で指示を出す。孫と私は、指示を素直に聞いて、木に登り、梅の実を採る。
大きな実は、梅干しにする。中くらいの実は、梅酒にする。傷ついた物や小さな実は、梅ジャムにする。これは老妻しかできないので、全て任せる。
そして、梅干しや梅酒、梅ジャムは、家族全員でおいしくいただくことになる。今年も、出来上がるのが楽しみである。(H&M)
(2019年7月22日)