教育研究所
№1021「日本のことぐらい!」
新聞やTV,Yahooニュースで,毎日の出来事を一通り目にし,耳にすることにしている。でも,最近は,市民・児童生徒に対する無差別殺人,高齢者の交通事故,父母や保護者による幼児・児童虐待,介護施設における老人虐待,尊属殺人,振り込め詐欺・オレオレ詐欺,アポ電強盗などなどに,胸が締め付けられ苦しい・悲しい・悔しい思いをつのらせている。
大部分の人は善良な市民であることは分かっているつもりであるが,これから日本はどうなってしまうのだろうか...と心配になってくるのは,自分だけだろうか。ちょっと,関係のない前置きが長すぎた。
ところで,話題を変えると,私たちは日本のことがどれくらいわかっているだろうか?
最近,地理的分野に限定される内容ではあるが,小学校上学年向きの「1日10分・日本地図をおぼえる本(白泉社)」を読んだ。そして,大げさに言えば愕然とした。
日本の都道府県の位置,各市の位置や特徴,農産物や名産品,農業・工業・商業の状況,世界遺産などについて,曖昧なことが多すぎたのである。クイズ形式になっている子供向けの本書で,「覚えるのは得意で,思い出すのが不得意」な我が脳みそを少し刺激することができたようだ。
遅きに失した感はあるが,小学校程度の基礎的・基本的な知識・技能を,確実に理解しできるようになっていることの大切さを今頃になって気づいた。小学校の先生方,よろしくお願いします。(H&M)
(2019年7月23日)