ホーム > 教育研究所 > 教室の風 > №1023「母の言葉」

教育研究所

№1023「母の言葉」

 女子バレーの全日本代表選手として2001年(高校2年)以来活躍してきた栗原恵さんが,5月31日で現役を引退した(6月4日自身のブログで表明)。アタッカーとして2004年アテネ五輪,2008年北京五輪をはじめ輝かしい実績は誰もが認めるところである。

 そして,6月10日引退の会見を行った。「笑顔で終わりたいと思っていた。本当にやり切った晴れやかな気持ちで終わることができて幸せだった」「お世話になった全ての皆さんにありがとうございましたと感謝申し上げます。ありがとうございました」と,まさに「晴れやか」に語っていたのが印象的だった。

 「今後はどうするのか?」との質問に,「今は決まっていない。これから考える。バレーボール界やスポーツ界に恩返しができたらいいと思っている」と,にこやかに答えていた。

 また,中学生の時,瀬戸内海の能美島を離れるとき(バレーボールに打ち込むかどうか迷っていたとき)に,母親から「やらないで後悔するか,やって後悔するのか,自分で決めなさい。」と言われたことが,自分のバレー人生の後押しになったという。そして,「両親,特にお母さんに感謝しています」という言葉には感動した。

 ネットでは,もしかしたら結婚のことがあるのかもしれないと大げさに流れているが,何事についても,栗原恵さん自身が「お母さんの言葉」のように,「自分で決めて」自分の人生を歩めばいいと思うのである。ちょっと暫く静かに見守ってあげましょう。(H&M)

(2019年7月25日)