教育研究所
№1033「AI時代の教育は?」
鈴木敏恵氏の著書を読んで,AI時代だからこそ教育の本質を確認し,「AI時代のリテラシー(literacy:読み書き能力,基本的な知識・技能,考え方,与えられた材料から必要な情報を引き出し活用する能力,コンピュータについての知識及び活用能力。)」を大事にしたいという提言に納得した。
その内容は,ざっくりと言えば,次のようなことである。新学習指導要領の求めることを理解し,教育課程・指導計画として具体化し,授業として教室に持ち込む際の手掛かりにしたい。
1「考えるということは何か」を理解する,2「情報を見極めることのできる」クリティカル・リーディング(critical reading:批判的読書,文章を正確に理解し書き手の主張を評価・批判する主体的な読みのこと,PISAの読解力),3「2R」リフレクション(reflection:過去の行為や判断を振り返って考え直すこと・内省すること)とリフレーミング(reframing:物事を今までと異なる視点から見ること),4「対話」セルフコーチング(self coaching:なりたい自分になるために自分を自己コントロール(control:統制,管理,調整)すること),5「俯瞰」を教育に取り入れる,6「共有(シェア:shareここでは共有。分配,市場占有率)」を教育に取り入れる,7「リアリティー(reality:現実,真実,実在,実際に起きること)」を教育に取り入れる。
これからしっかりとクリティカル・シンキング(critical thinking:批判的思考。最適解を出すため,本当に正しいかと疑問を持ち,十分に考察して結論を出すこと)してみたい。 (H&M)
(2019年8月8日)