教育研究所
No.363 「言葉遊び」(2014年01月06日)
新年あけましておめでとうございます。
「教室の風」をお読みいただきありがとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
「今でしょ!」を大人も子どもも笑いとして多用している。
孫たちも「ジージ,○○を買って!」「何時欲しいの?」「今でしょ!」というような具合である。
しかし,これも進化している。
この前,夕食を食べているとき,孫兄ちゃんが「家で楽しいのは?」とみんなに聞いた。
孫弟が「???」「そんなこと言ったってわからないよ!」,孫兄ちゃん「いまでしょ!」と意味ありげに答えた。
孫弟「今でしょ,そんなことないでしょ。
今日のおかずはちょっと苦手だもの」,孫兄ちゃん「食事のことを言っていないよ。居間でしょ!といったの」孫弟「???」。
「今でしょ!」「居間でしょ!」のバーバが解説をして,孫弟「な~んだ」ということになって,孫兄ちゃん,得意顔。
ところで,昭和時代の終わりごろ,教育改革や学校改善が課題になっていた。
先輩が口癖のように言っていたことを思い出す。「教育改革(学校改革)は誰がやるべきか。
自分がやらなくて誰がしてくれるか」「教育改革(学校改革)は何時やるのか。今やらなくて何時やるのか」という具合である(記憶力劣化のため正確に再現できない)。
「今でしょ!」の元は,この頃(ひょっとするともっと以前から)からあった。
ひょんなことで,今,流行しているが。
沖縄市の研究発表会に参加したとき,ある学校の発表で,発表者がまとめの最後に「ところで,忙しい学校現場,このような改善は何時やったらよいでしょうか」と問いかけると,同校の職員が一斉に立ち上がって「今でしょ!」と言って,笑いを誘っていたことを思い出す。
駄洒落,こばなし,格言,ことわざ,回文,しりとり等々,言葉遊びは楽しいものである。(H・K)