教育研究所
No.346「蕗のとう」と「梅の花」(2013年03月18日)
隣家の梅が満開になりました。
我が家の梅も,つぼみが大きく膨らんできました。
2週間の時間差の開花は,今年も例外がありません。
その我が家の梅の木の下に,困るほどの蕗が群落をなしています。
2月上旬頃から,蕗のとうが,たくさん出てきて食べきれないほどです。
小さなうちは,てんぷらにして,香りもおいしくいただくことが,我が家の毎年の行事となっています。
2月も下旬になると,葉が開いて花が僅かにのぞいた状態になります。
それを細かく刻みワカメの酢味噌和えにして食すると絶品です。
白いご飯にこれをかけると,2~3杯は軽くいけます。
3月に入り,梅の花に気を取られているうちに,蕗のとうは見るみる背丈が伸びて花が開いてしまいます。
以前は,この段階であきらめてしまいました。
ところが,友人から咲いてしまった花はポロポロで食べられないが,茎を茹でて,わさび醤油で食べると美味だということを聞き,試してみました。
なるほど,おつな味でとても美味です。
それをヒントに,もしかしたらと思い茎をてんぷらにしてみました。
蕗のとうほどではありませんが,なかなかのものです。
蕗のとうのことをすっかり忘れたころに,蕗の葉が大きくなり,茎が透き通った黄緑色になってきます。
それを根元から切り取り,茎は茹でて味付けをすると独特の香りがしておいしくいただけます。
健康食品です。葉っぱを捨ててはもったいないので,葉を適度に切り刻み,少し濃いめに味付けをして佃煮風にすると,これもなかなかいけます。
庭に住み着いた蕗は,我が家の食料として家族を支えています。(H・K)