教育研究所
No.381 「大変な子がいて困っている症候群」(2014年08月07日)
在来線のボックスシートで,4人の教師が,学級の様子を,誰はばかることなく話題にしていた。
(どうか,列車の中と居酒屋では,子どもの話題をお酒(避け)ください)
A「私の学級のKとMは,授業中立ち歩いて,いくら注意しても効果なし。
親に連絡帳で何度連絡しても,何も協力してくれないのよ。
困ったものよ。」
B「それならまだいい方よ。
私の学級のYも授業中立ち歩いているのよ。
厳しく注意してくれるよう保護者に連絡したら,母親が逆切れをして,学校で起こったことは先生が指導してくださいなんて言うのよ。
もう呆れて,それ以来やる気なくして,ほってあるわ」
C「どこの学級も同じようなことがあるんだな。
落ち着いて座っていてくれれば,勉強はどうでもOKという感じ。
それ以上を期待しないことにしているよ」
D「この前,個人面談があったけど,例のWの父親が来たんだけど,話す気にならず黙っていたら,向こうからあれこれ聞いてきたよ。
正直,担任に苦労かけているという自覚が,両親にあるか聞いてみたかったよ」
今は,いろいろな子どもがいて,先生方の大変さが伝わってきました。
でも,これでいいのだろうかと,違和感を持ったのも事実である。
昔と違って,今は手のかからないいい子だけを指導するのが先生になってしまったのだろうか?と。(H・K)
注)「お知らせ」
8月下期の「教室の風」は,夏休みのため休載します。
次回は,9月上期の配信の予定です。よろしくご了解ください。
(2014年8月5日)