教育研究所
No.387 「子どもの敵」(2014年10月17日)
最近,次のような子どもを狙った事件が頻発しています。
学校でも指導しているそうですが,家庭でも話題にして,子どもを不審者から守るようにしたいものです。
9歳の女の子が公園で一人で遊んでいると,見知らぬ若い男が
「ちょっといい,○○小学校の道知っている?」
と話しかけてきて,
「あめあげる。これおいしいよ」
と飲み物もくれた。
あめを食べ飲み物を飲んで,ブランコに乗っていたら,フラフラになって何もわからなくなってしまった。
路上で泡を吹いて倒れていた女の子を通行人が発見し,119番をし,病院へ搬送した。
幸い命に別条はなかった。
9月上旬,午後7時前,帰宅途中の路上で,男性が女子生徒に後ろから抱き付き,口を押さえた。
振り切って逃げ,無事だった。
その後,付近で,男性が下半身を露出する事件も続いている。
このような事件が報道されると,その犯人は警戒して暫くおとなしくなりますが,模倣犯が現れて,同じような事件が起こりますので,警戒する必要があります。
学校や家庭はもちろんのことですが,近隣の大人が子供に関心を向け,声を掛け合うようにすると,効果的だそうです。
<食べ物や飲み物>
●知らない人から食べ物や飲み物をもらったり,食べたり,飲んだりしない。
●食べ物や飲み物を拾ったり,食べたり,飲んだりしない。
<不審者から身を守る行動>
●いかのおすし→いか(知らない人について「いか」ない)の(車に「の」らない)お(「お」おきな声で助けを求める)す(「す」ぐに逃げる)し(大人に「し」らせる,大人はすぐに110番をする)
<家庭で話し合いたい大事なこと>
●登下校中は,友達と帰り,寄り道をしない。
●外出するときは,場所,友達の名前,帰る時刻を家族に知らせてからにする。
●帰宅する時刻を決めておき,きちんと守る。
●一人で遊ばない。なるべく,家族など知っている大人のいるところで遊ぶ。
(H・K) (2014年10月17日)