教育研究所
No.417 「桜の花見」(2015年4月6日)
我が家の隣の家の広い敷地に,三階建ての建物をしのぐくらいの大きな桜の木がある。
桜の持ち主ではない隣の孫が,二人で我が家に遊びに来ていた。小さな子ども同士,花見をしようと言うことになったらしい。
午後7時半頃,我が家の腕白二人が,隣に御呼ばれしていった。臨家の桜に,ベランダからライトアップをして桜の花見としゃれたようだ。酒は飲めないから,カルピスで乾杯をしたということである。
何かと世知辛い世の中,こんな風に素朴に近所付き合いができ,子どもが気兼ねなしに行き来できるのは素晴らしいことだと思う。臨家の大人に感謝するとともに,咲き誇っている臨家の桜にもお礼が言いたい。
桜は満開を過ぎると,花嵐に花弁が飛び交ってちょっと掃除が面倒になる。秋日は落ち葉に悩まされる。しかし,今年は,素敵な花見をプレゼントしてくれたので,あまり気にならないだろう。
ところで,子どもの声がうるさいと,幼稚園,保育園,学校,公園が何かと苦情の場になっているようだが,子どもとのつながり,公園とのかかわりが少しでもあれば,子どもの声即騒音とはならないように思う。「子どもじゃけんにするな,来た道じゃ」「年寄り邪魔にするな行く道じゃ」と言うではないか。(H・K)(2015年4月6日)