教育研究所
No.429 「お年玉の前借で『ネパールの支援』」(2015年6月8日)
(ジージ,バーバと,一緒に遊んでくれた孫たちも,部活や友達との約束優先で,すっかり「年寄り離れ」してしまったこの頃である。
久しぶりに孫たちとあれこれ一緒にする機会ができた。話題も内容も,びっくりするくらい大人びているのに感心した。
その中でも,去る平成27年4月25日午前11時56分,ネパールの首都カトマンズをマグニチュード7.9の大地震が直撃したことについてじっくり話し合った。多くの犠牲者(5月8日現在で7700人超)や負傷者を出し,多くの家屋が倒壊し,280万人が避難士,水や食料の不足,医療の不十分,停電や通信網の寸断など深刻な状況が続いているということをよく知っていたのには驚いた。
人口の約50%が18歳未満の子どものネパールでは,子ども達が,特に,厳しい状況に置かれている。当然,「どうするか?」に話は進んだ。阪神淡路大震災や東日本大震災の時のように,支援をしようと言うことに落ち着いた。孫たちの意見は「一人,1,000円ずつ,ネパールの支援と言う条件を付けて,ユネスコに寄付をしようと言うことになった。でも,4は縁起が良くない数だから,ジージとバーバは年金生活だからから僕たちの半分の500円ずつ出して,合計5,000円送ろう」というものであった。そして,さらに,「お願いがあります。今はお金がないので,来年のお年玉の中から出しておいて」だって。思わず吹き出してしまったが,提案は受け入れることにした。
これからも東日本を応援していこう,ネパールの復興を心から願おうということで,翌日,実行した。(H・K)(2015年6月8日)