教育研究所
No.430 「本当だろうか?本当です。」(2015年6月15日)
静岡県の大室山の野焼きを,実況放送していた某局のアナウンサーが,逃げ遅れて熱さに耐えきれず暴走している鹿を,「鹿たちが楽しそうにピョンピョン跳ねながら,山焼きがうまくいくかどうか見回っています(要約大意)」と描写していたそうである。(出典不明,コラムニスト栗田亘さんの文章から引用)
本当だろうか?と疑いましたが,本当である。でも,どこかが大きくずれている気がする。道徳が教科になったそうだが,それ以前の人間の根源にかかわる問題である。
N大学の学生が,高校時代,友達にタリウムを飲ませ,入院した友だちを見舞うふりをして,その効き目を確かめに行ったということである。(大意,読売新聞2015年3月17日35面)
本当だろうか,本当のようである。この学生の精神構造,思考回路はどのようになっているのだろうか。恐ろしい。家族以外の人からモノをもらって食べたり,飲み物をもらって飲んだりしてはならない。食べ物や飲み物は,一瞬たりとも目を離さず,自分で管理しなければならないということなのだろうか。人間不信の時代…である。だって,99.9%の人は善人でも,0.1%の人間が…と考えたら,安心はできない??(H・K)(2015年6月15日)