教育研究所
No.434 「『新聞の見出し』を見て」(2015年6月29日)
○月○日(○),Y新聞(朝刊)にざっと目を通して,あくまでも私の印象に残った記事の見出しを上げてみる。()内は,私の個人的な感想。
「出生率9年ぶり減1.42」
(私は兄弟6人で末っ子,好き嫌いを言っていたら食べるものがなくなってしまうので好き嫌いなし。親戚の家は子どもが13人で,それでも,家族みんなが和やかに幸せに生活していた。生みやすい環境,育てやすい環境が大事だという記事の趣旨に複雑な気持ちがした)。
「子どもの声うるさい,学校へ苦情」
(子どもはうるさいものと相場が決まっていたので,悪さや危険なことをしなければ,誰も文句を言わないのが昭和時代だった。ところが,学校の子どもの声がうるさい,保育所の幼児の声がやかましい,講演の子どものはしゃぎまわる声がうるさいということで,校舎の改築がストップ,保育園は引っ越し,公園には子どもが寄り付かなくなり室内でゲームと言うことになっているそうだ。人生の先輩の大人が何とかしなければ)。
「激務副校長・教頭敬遠・降任希望,昇任望まず」
(学校運営と事務処理,その他外部交渉・苦情対応等々,副校長・教頭の激務ぶりは大変なものである。もう限界。質の高い教育活動を保障するために,具体的な手を打つ時期に来ている)。
「子よりスマホの夫婦,電車で1時間声かけず」
(電車の中で,幼児にかまわず,夫婦二人がそれぞれスマホに夢中になっていたという話。子どもが,寂しそうにしていたという。子どもへの愛情,子育て,家庭教育の在り方などと難しいことは言わない。もっと,話,聞き,触れ合うことをしっかりやってほしい)。(H・K)(2015年6月29日)