教育研究所
No.439 「美味しくなって帰ってきた梅ジャム」(2015年7月21日)
老妻手作りの酸っぱい梅ジャムがかなりできた。小さな佃煮やノリの空き瓶に詰めて,強引に知り合いに配った。
隣に200坪くらいの空き地があり,Oさんがかなり本格的に野菜を育てている。孫がキャッチボールをしていて,畑にボールを投げ入れてしまう。そのことがきっかけでOさんと孫はすっかり仲良しになった。
ある日,Oさんに日頃の孫への配慮に感謝する意味で,酸っぱい梅ジャムの小瓶を孫に持たせた。
何日かして,孫が,「これ,Oさんのおばちゃんから。酸っぱい梅ジャムに甘い梅ジャムをブレンドしたんだって。このパンに付けて食べると美味しいって」と,お返しを頂いてきた。さっそく食したところ,格段に美味しくなってきて,「わー,美味しい,バーバの作ったジャムが変身した!」と言って,みんなで大笑いをしてしまった。
「来年は,もっとたくさん差し上げて,おいしいジャムをたくさんにしてお返しをしてもらおうかな?」と思ったが,これは言葉にはしなかった。(H・K)(2015年7月21日)