教育研究所
No.449「先生,言葉が丁寧すぎます!」(2015年8月14日)
学校の授業公開に参加したり,研究協議会に参加したりしたときに気になる言葉遣いがあります。()内は私なら「こう言います」の例です。
「1組さんは,…」(擬人化するのは不自然「1組は,…」)
「小島君という子が…」(者扱いをしているような違和感がある。「小島君が…」)
「1組さんの子さんは,学習規律がしっかりしている」(もっと,普通の日本語を使ってほしい。教師は日本語のモデルである。「1組の子供は,学習規律がしっかりしている」)
「今日は,この問題を考えてほしいと思います」(もっとストレートに指示したい。「今日はこの問題を考えます」で十分。)
「倉島君,とってもいい意見を言ってくれてありがとう」(子どもは教師のために勉強しているのではない。「倉島君の意見の,ここが…でよかった」と,教育的に振舞ってほしい。)
「これから~,5時間目の~,算数の~お勉強を始めます。」「これで~,5時間目の~算数の~お勉強を~終わります。ありがとうございました!」(もっと端的に挨拶は済ませたい。始めも終わりも「起立,礼!」で十分。ましてや,いくらいい授業をしたとはいえ,「ありがとう」を強要してはいかがなものか?元教員の年寄りの僻みです)(H・K)(2015年8月14日)