教育研究所
No.465「優先席あれこれ」(2015年9月16日)
電車やバスの席を譲る,あまりに当たり前のことに,様々な意見・言い分がある(平成27年7月29日A新聞の読者投稿欄をヒントに構成)。皆さんは,どの意見に近いですか?それとも全く異なる意見をお持ちですか?
○空いていたので,優先席に座って本を読んでいた。高齢者が乗ってきたので,席を譲ろうと「どうぞ」と声をかけたら,「あれ!」と別のところに移動してしまった。何か悪いことをしたのかと嫌な気分になった。
○高齢者に席を譲ろうと声をかけたら,「次でおりますから…」と固辞され,何か気まずい気持ちになった。その後,その老人は降りることなく,ずっと乗り続けていた。
○自分より年配者だと思って席を譲ろうとしたら「大丈夫です」と,断られた。素直に座ればいいのにと思った。
○席を譲ろうと「座りますか?」と声をかけたら,「座らない!」と強く断られた。下車したら,その人も降りてきて,「そんなに年寄りに見えますか?」と聞いてきた。「いいえ,すごく疲れていたように感じられたものですから…」ととっさに答えた。納得したような顔で,次を待っていた。(我ながら,いい弁解ができたものである。)
○席を譲ってくれとも言えず,優先席の前に立っているが,いまどきの若い者(中高生,学生,若い男女,元気な中年)は,ちらっと見るが席を譲ってくれない。「何がオリンピック教育か!老人に思いやりのない国は,ほんもののオモテナシ(裏ばっかり)の国だとつくづく思う。
○いっそのこと,高齢者で席を譲ってほしい意思のある人は,妊婦マークのように,目立つマークをつけたらいかがでしょうか?。(H・K)
(2015年9月16日)