教育研究所
No.470「チーム学校」(2015年10月20日)
文部科学省が「チーム学校」構想を検討しているそうだ。担当課の話によると,「チーム学校」が求められる背景には次の3つがあるそうだ。
<その1>
主体的・協働的に学ぶ問題解決学習(アクティブ・ラーニング)や教育課程のPDCA(カリキュラム・マネジメント)等の充実が求められている折,次代を生きる力を育むための教育課程の改革や授業方法の核心を実現するための体制整備
<その2>
いじめ,不登校,生徒指導,特別支援教育など,複雑化・多様化した諸課題を解決するための体制整備
<その3>
多忙さを解消し,児童生徒と向き合う時間確保等の体制整備
なるほど,その通りだ。いくら校長が,調査の重複の調整と精選をながっても,校長が実施するわけではないから,どうしようもない。そこで,私が校長だったとしたら,もっと,些末な,次のようなことを実行したい。
★1:
教材の開発,作成,活用,管理を学校として一元化(全員参加,全員活用の組織化)して,行えるようにし,省力化・効率化・利便化を図る。
★2:
学校情報の収集,加工,活用,管理を一元化し,いつでも,だれでも活用できるようにする。
★3:
いじめ,不登校,問題行動,保護者の苦情などは,1教師が対応するのではなく,1教師→学年→分掌→管理職を含む学校全体と,組織的に対応するようにする。(K・H)
(2015年10月20日)