教育研究所
No.473「兵馬俑の思い出」(2015年10月30日)
「史上初めて中国に統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝の陵墓」を守る兵馬俑。今年10月に「特別展・始皇帝と大兵馬俑」が日本にやってきた。
随分前になるが、家内の退職を記念して、10日間ほどのシルクロードの旅をしたことがある。旅行記をひも解いてみると、中国陝西省の秦始皇帝陵博物院の第一号兵馬俑坑前で、夫婦二人が写った写真が出てきて懐かしく思った。そんなこともあって、二人で手をつないで(注:ラブラブの手つなぎではなく、家内が転倒しないように。)、開催期間中に是非訪れたいと思っている。
当時(1998年8月8日)の旅行記には、たくさんの写真と共に、現地のパンフレットが出てきて、懐かしく読み返した。兵馬俑坑博物館(へいばようこうはくぶつかん)の解説「秦の始皇帝の権力の絶大さを今に伝える」によると、「1974年(注:昭和49年、第1回東京オリンピックの10年後で、比較的最近のことである)に井戸掘りの作業中、偶然無数の陶器の兵士や馬車が現れた。死後の始皇帝を永遠に守るために作られた兵や馬の象は、すべてそれぞれの表情が異なる。叢葬坑は3つあり、第一号坑が最大で、東西230m、南北62m、現在発掘された兵馬だけでも6000体にのぼっている。(1998年当時の日本人向けガイドの原文)」とある。いまだ、発掘が続いているそうだ。壮大さにびっくりである。(K・H)
(2015年10月30日)