教育研究所
No.484「メダカの卵」(2015年12月9日)
生き物好きのYさんからメダカの卵をいただいた。生き物大好きの孫に持って帰ったらさっそく孵化させようということになった。
酸素が水に溶けやすいから底面の広い入れ物に,水は少なめに入れるようにと,Yさんから教わったので,そのようにした。2週間したら孵化すると聞いていたが,いっこうに変化が現れない。
孫もばーばも「失敗だね,水槽が邪魔になるから捨てよう」ということになった。でも,生まれたてのメダカは白く透明で小さいと聞いていたので,念のためにと虫眼鏡で覗いてみたら,小さな小さな白いものがちょろちょろしているのが見えた。「ほら,生まれているよ」「どこどこ,いないじゃないか!」「虫眼鏡でよく見てごらん」「ほんとだ,こんなに小さいのか」「老い,メダカ,命拾いしたな」と,しばし観察した。
小さいから餌はやらなくてもいいのかと思っていたら,「小さいときに骨や筋肉の素ができるのだから,メダカの赤ちゃん用の餌を少しずつ1日に何回も与えないとだめだよ」と,大事なことを教えてもらった。人間の赤ちゃんと同じなんだ。
あれから10日余り,身長が2㎜くらいになり黒くなってきて,すいすい(?)泳ぎ回っている。(K・H)
(2015年12月9日)