教育研究所
No.499「ナノは、どういうものなの?」(2016年1月18日)
これまで、紙と言えば、破れやすく、カヨワイ女性のようなものです(セクハラかな?偏見かな?)。
ところが、ある研究所で開発した紙は、「破れない」「こわれない」ものすごいものだそうです。工具で挟んで引っ張っても破れない、金槌でたたいてもヘイチャラという更迭に勝る強さだそうです。
では、いったいどのように作るのでしょうか?それが意外に単純なのに驚きました。髪をすく前の繊維の大きさを、今までよりも細かく、ナノ(nano(略称n)100億分の1)の単位にするのだそうです。これによって、繊維と繊維の結合部分が飛躍的に多くなって強靭な紙になるのだそうです。ちなみに、デシ(deci)は10分の1、センチ(centi)は100分の1、ミリ(milli)は1000分の1、ミクロ(micro)は100万分の1です。
自動車の部品など丈夫で、軽量で、安価を求める業界などから注目されているそうです。実用化もマジかいということでした。(K・H)
(2016年1月18日)