教育研究所
No.537「ゲームのせい?」(2016年3月16日)
金銭トラブルのもつれから,4人の青年が,仲間の一人を全裸にして,真冬の川に突き落とし,尊い命を奪ったという事件があった。 最近,このような痛ましい事件が多いように感じる。一体その原因はどこにあるのだろうか。日ごろから評論家気取りの友人3人に聞いてみた。極論だが,一抹の理はあるように思えるので紹介する。
<ズバリ意見を学校にも寄せる元PTA役員>学校と家庭の教育がなっていないからよ。命の大事さを教える教育が不足しているわ。
<元高校教員・生徒指導主任>推理小説やゲームの内容に問題の一要因がある。殺人事件がなければ推理ドラマが成り立たないようでは,創作能力を疑う。簡単に人を殺して,それを楽しむ小説・ドラマ・ゲームでは子どもはいつの間にか洗脳されてしまっているのだ。
<スマホもゲームもできない後期高齢者>簡単に人を殺すゲームとアニメがよくない。子どもは,人を殺めることに何も感じなくなっている。このままでは,今に戦争を起こさないかと心配だよ。
(青少年の引き起こす痛ましい事件が多いように感ずるが,統計的には,減少しているそうだ。念のため。)
(2016年3月16日)