教育研究所
No.538「孫からの小言」(2016年3月17日)
「孫という名の宝物」に同感していた時代は去ったようである。
今日は、若い人が席を譲らなかったので、総武線の電車の中でおじいさんに席を譲った。新小岩から篠崎行きのバスの中で、おばあさんに席を譲った。・・・というような話をしようものなら、「自分が年寄なんだから、無理しないほうがいいよ。」「そうだよ。自分が転んでけがをしたらどうするの!」と、意見をされる。
夕食時に、「ご飯も味噌汁も、おかずも全部食べな」と言えば、「おやつはほどほどにしておきなって言ったじゃないか。夕ご飯だって、ほどほどでいいじゃないか」と屁理屈をこねる。
「もう午後8時だよ。勉強の時間だよ」「あれ、この靴下脱ぎっぱなしになってる。すぐ片付けな。」といえば、「同時に2つのことはできないよ、勉強しないと大人になったら困るんでしょ。じーじが片づけてよ」である。
こんな状況である。ばーばが「可愛いあの頃が懐かしいね」と言おうものなら、「子どもは、毎日成長するものだよ!いつまでも幼稚園の子みたいだったら心配でしょ」だと。(H・K)
(2016年3月17日)