教育研究所
No.547「いいレシピってなんだ?」(2016年3月26日)
『dancyu』 という月刊誌がある。「ダンチュウ」とは,「旦那が厨房に立つ」の略か,または「男子の厨房」のことか,それとも「壇蜜のチュー」の意味か,軽い認知症の私にはイメージがわかない。
4月号の特集は,「いいレシピってなんだ?」で,表紙に鶏味噌,野沢菜の蒲焼き,アルジェリア式羊肉シチュー,鶏胸肉のふわふわ揚げなど並んでいるところを見ると,けっこうそれらしきレシピ本らしい。
ところで,最近,学校現場を「アクティブ・ラーニング(課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習)」が悩ませている。そんなこといまさらと無視するのは今後へ向けての質の高い教育の一層の充実を放棄することになるし,大騒ぎをするのは一過性の反応でもっともらしいことをして労多くして益なしとなりかねない。
目的・目標,内容,教育活動・学習活動,指導方法・学習方法,教材・教具・学習材,ICT,授業づくりとPDCA,教師の指導力の向上,外部人材の活用などなど,もっと,児童・生徒の顔を見て,具体的に考え,行動したい。
その際,授業(年間,単元,1単位時間,教科別あるいは教科横断的)の組み立てと展開の「いいレシピ」を考えてほしいものである。理屈だけではおいしいものは作れない。理屈が分かっていても児童生徒のための授業にはならない。(ごめんなさい。最近,軽い認知症の自覚があり,また,いい加減なことを書いてしまいました)。(H・K)
(2016年3月26日)